能登 要

札幌在住のiOSアプリ開発者。SwiftUI により分割されたデバイス間を縦横にやりとりできる考え方に転換しています。

iOSアプリ開発者。2009年のiPhoneアプリ開発開始時期から活動。開発言語のアップデートの中でSwiftUIおよび周辺技術に着目中。

Xcode14 でのシミュレーター(watchOS,tvOS)のマウント/アンマウント方法

端的に言うと

Xcode14でビルトイン(built-in) 以外のSimulatorの追加と削除方法。

1) ダウンロードサイズが小さくなったXcode

2022年6月現在Xcode14 beta2がApple Developerで公開されている。beta版のmacOSのAppStoreでの配布はされずサイトからのダウンロード必須となっている。

WWDC22後、Appleプラットフォーム アプリ開発者からXcode14 のダウンロードサイズが縮小している点が報告されている。これはwatchOS、tvOSなどiOS/iPadアプリ開発者がそこまで関心がないOS向けシミュレーターがオプションでダウンロードとしダウンロードサイズを抑制している。

2)watchOP,tvOS のシミュレーターをダウンロードする

watchOSアプリを提供している都合上、watchOSをダウンロードする必要があったのでXcode14導入後、watchOS用シミュレーターをダウンロードする。

ダウンロードは2つの導入方法があり、

  1. Xcode14初期起動時にダウンロード可能なシミュレーターからwatchOS or tvOSを選ぶ
  2. Xcode14のメニューからPreferencesを選択 - タブからPlatformを選択

2についてはbuilt-in

  1. を選択、リストの中からダウンロードしたい シミュレーター(watchOS or tvOS)を選択後、ウィンドウ下部 + ボタンからを選択する

ダウンロード中はXcodeのダウンロード画面が表示されるのでダウンロード進捗を確認することができる(beta2の段階ではダウンロード画面は自動で閉じないようだ)。

2に関してはXcode14起動後、いつでも変更(追加or削除)することができる。

追加のシミュレーター追加の際に気をつける点としてはXcode14から追加のシミュレーターに関してはディスクマウントの形で追加される。ディスクマウントされる都合上macOS内disk装置番号が2ステップアップされる。

3) オプションのシミュレーターを削除する

Xcode14のメニューからPreferencesを選択 - タブからPlatformを選択、リストの中から削除したシミュレーターを選択後、ウィンドウ下部 - ボタンをタップ、で完了する。

Xcode14Platform

built-inされたシミュレーターは削除できない。

過去のbeta版Xcodeでインストールしたオプションのシミュレーターについても最新のbeta版XcodeのPreferences - Platformを介して削除できる。